
引き揚げてきたズーマーのレストア記録です。
エンジンがかかるかどうかは後回しにするとして、現実的に一番困るのが前後のホイールが固着していてほとんど動かないということ!
前輪は若干回りますがかなり重たい。
後輪はほとんど引きずっているような状態なので、せめて手押しでスムーズに動くようにしたいと思います。

とりあえずリアを持ち上げて台車に乗せて何とか表まで引っ張ってきました。
毎回この作業はしんどすぎるということでまずはこの固着を修理したいと思います。
マフラーを外してからジャッキで持ち上げます。

リア側を浮かすことでホイールを外すことができます。
ホイールを固定しているナットは22㎜です。
原付とかを扱っていたらいつの間にか22㎜のソケットやレンチが家に転がっています(笑)
普通ホイールナットを外したらリアホイールが外れるはずなのですが、引っ張ってもたたいてもびくともしません。
まぁ固着しているから当たり前なんですが、ここまで全く動かないのは初めてです。
最初はゴムハンマーで外周をたたいていたのですが1㎜足りとも動く気配がないのでギアプーラーを召喚して無理やり外すことにしました。

ホイールがスポークタイプではないので詰めをひっかける場所があるのはありがたいですね。
専用工具の強みで何とかホイールを取り外すことに成功。

ホイール側には特に問題はなさそうなので、原因はこのブレーキにあります。
ちなみに・・・。

キタコのブレーキが装着されていました!
パッド部分もまだ残っているのでそのまま使えそうです!ラッキー!
しかし、このブレーキを作動させるためのブレーキカムが完全に固着していて動作していません。
放置されたスクーターにありがちな症状ですね。
こいつを直すにはブレーキシューを外してブレーキカムを引き抜いてサビを取り払い、グリスを塗って動きをよくしてやるだけです。
ただし・・・。

この固着したブレーキカムが全然抜けない!
固着しているから当たり前なんですが、ちょっとやそっとの力じゃ全く動かん!
バイスザウルスでつまんでゆすってみたり、あぶってみたり、556を吹きかけてみたりしたけどかなりの時間を要しました。
最終的には裏側からバールのようなものを当てがって叩くことで少しずつ引き抜くことができました。

作業したのは冬なのに汗だくになりました(笑)
見た感じそこまでやられている感じはしないのですが、アルミ素材のエンジンと鉄のブレーキカムの相性もあるのかかなり苦戦しました。
エンジン側の穴とブレーキカムの錆を落としてブレーキカムにはグリスを塗って再挿入!
何の抵抗もなくするっと入っていきました(笑)
ブレーキシューを戻して作業は完了!

リアブレーキレバーを引っ張るとしっかりと動作していることがわかります。
最後にホイールを取り付けなおして終了!

タイヤも交換する必要がありますが、まずは再起不能でないことを確かめたいのでまだこのままでいいでしょう。
お次はフロント!

フレーム前方をジャッキで持ち上げてフロントホイールを外します。

フロントブレーキもリア同様ドラムブレーキとなっているので仕組みは同じ。

そしてフロントもキタコのブレーキが装着されていました!
まだまだ使えそうなのでこのまま使いたいと思います!
フロントもリアと同じくブレーキカムが固着していたので引き抜いてサビ取りとグリスアップしておきます。

リアに比べると割と簡単に抜くことができました!
放置車両あるあるなので仕方ないですね。
作業が終わってホイールを戻すと、修理前とは比べ物にならないぐらいするすると手押しすることができるようになりました!
まずは人力でも動かせる状態にしておかないと移動ができないのは辛すぎますからね。
ということで地道に進めていきたいと思います!
ではでは!
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