
バイクの・・・というよりも車もそうなんですが、放置された不動車をいじくり回すうえで一番盛り上がるのはエンジンがかかる瞬間だと思います。
もちろん一度エンジンが掛かったかと思えばその後に御臨終する可能性もあるのですが、一度でもエンジンの咆哮を聞くことができれば俄然やる気が出ます。
エンジンをかけるのに重要なパーツの一つであるキャブレター!
今回はそいつを暴いていきます。

不動車大体キャブレターやられている説あるということで、エンジンがかからなかったり不調の主な原因となることが多いです。
ロードパルのキャブレターはちょうど車体の中央辺りにあります。
キャブにアクセスするまでにまずはエアクリーナーのボックスを外します。
ボックスを外すついでにエアエレメントの状態を確認しておきます。
エアクリーナーボックスの表にあるネジを2本外すことでボックスを開けることができます。
いざ開封!!

ん?

なんかう◯こみたいなのがボロボロと出てきました。
こいつの正体はもちろんエアクリエレメント。
エレメントとは聞こえが立派ですが、要はスポンジです。
ボロボロのグズグズになっています・・・。
とりあえず全部取り除いてボックスの中も掃除しておきました。
部品出るのか、これ・・・?
カバー類を外してキャブとご対面!

今まで見たことないぐらい小さなキャブです。
キャブレター本体はエアクリボックスを固定するステーとともにインマニにボルトで固定されています。

このインマニはキャブレターの他にリアフェンダーのステーも固定するようになっています。
全部10mmのボルトです。
そこまで固着はなかったので簡単に外せました。

キャブの上部にはスロットルバルブとチョークバルブがついているのでどちらも外します。
スロットルバルブは大きめのプライヤーで挟んで回して、チョークレバーは14mmのスパナで外すことができます。
ちなみにスロットルは全く動かなかったのですが、その原因はこのスロットルバルブにありました!
固着してしまって引っ張ってもピクリとも動かない!
潤滑剤を使ったり、少しだけ衝撃を与えて時間をかけてゆっくり外すことができました!
クランクケースの件があるので衝撃を与えるのは最小限にとどめました(笑)
スロットルバルブがキャブから外れたのでスロットルもスルスルと動くようになりました!
また一つ問題解決!やったね☆
ようやくキャブがフリーになったので状態を確認してみましょう。

うーん。
外観はあまりよろしくない。
サビのようなものが浮いており、かなり汚れています。
ま、まぁ見た目で判断してはいけない!
大事なのは中身!ということでキャブレターを分解してみます!

・・・。
真っ白!(笑)
てっきり変質したガソリンがタール状になって洗浄が大変だぁって状態を予想していたのですが、中身は予想の斜め上でした。
問題が一つ増えたね!やったぜ!(憤怒)
とりあえず洗浄するために一家に一本必ずあるキャブレタークリーナー漬けにしておくことにしました。

割とどうでもいい話なんですが、百均で買えるこういったタッパーみたいな入れ物がこういった洗浄にかなり役に立ちます。
洗浄液も作れるしこういった溶剤で漬け置きすることもできるので便利です。
困ったときは百均アイテムに助けてもらうのはありだと思いました!(現実逃避)
ではでは!
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