
結構前からずっと問題になっていたチェイサー、足回りの異音問題。
今まで車高調を替えたりラックエンドのグリスを交換してみたり、パワステフルードを交換してみたりとまぁそこそこいろいろやってきたのですが、ようやく原因を突き止めました!
早速休みの日にチェイサーを扱います!

原因はもちろんフロントにあり!
それも足回り!
JZX100系で足回りからの異音といえば真っ先に疑うべきパーツであるこいつが原因でした!

ロアボールジョイント!
トヨタの足回りの中でも悪名高いパーツ・・・。
いや、そういうと語弊が生まれるかもしれないのですが、こいつがとにかくよく壊れる!
100系は特にこいつがやられやすいです。
かく言う私もまだ車に対してあまり詳しくなかった10年ぐらい前にコンビニの駐車場でこいつが破損!
ボールジョイントが外れて走行不可能に陥るという事態を経験しました(笑)
なぜ今回こいつを疑わなかったのかというと、交換した記憶があったから!
記憶を遡ってみるとチェイサーのロアボールジョイントを交換した覚えがあるのでそれがいつなのかは覚えていないのですが、記憶の片隅に残っていたんです。
ちなみにロアボールジョイントが外れたときは前に乗っていたチェイサーだったので、交換の記憶があるのは今のチェイサーということになります。
封印期間があるので走行距離は手にしたときからさほど増えていないのですが、こいつがダメになっていたみたいです。
早速交換作業を行います。
ジャッキで上げてホイールを外します。

ちなみにこのロアボールジョイント、新品で純正品が手に入ります!
モノタロウでもゲットできるしヤフオクで出品している人がいます。
ヤフオクには純正品ではないけど同形状のものを半額ぐらいの値段で出品している方もいます。
よし悪しは正直わかりませんが、100系の持病ということでおとなしく純正品を使用したいと思います。
そうそう、私のチェイサーはナックルを110系のものに交換しているのですが、このロアボールジョイントはJZX100系もJZX110系も共通の部品のようです。
まずはロアボールジョイントに固定されているタイロッドエンドを外します。

ここは前回ブーツ交換を行ったので簡単に外せます。
17mmのクラウンナットを緩めます。

ナットをネジ山に残した状態でボールジョイントリムーバーというこいつを外すためだけに生まれた素晴らしい工具を使って外します。
前回外してからあまり時間が空いていないので簡単に外すことができました。
お次はナックルを下からのぞき込むとロアボールジョイントに固定しているネジ山と19mmのクラウンナットがあるのでそいつを緩めます。

こいつもネジ山に残した状態でボールジョイントリムーバーを使用して外します。
あ、ボールジョイントの横にある2本のボルトも外します。
私はロールセンターアダプターを使用しているためクソデカい六角レンチが必要なキャップボルトになっています。
純正ボルトは17mmだったかなぁ・・・。

ちなみに私はこいつの交換経験があるので大した問題ではなかったのですが、初めてこいつを外すよって方はナットの固着に悩まされると思います。
べらぼうなトルクで締められている上にネジ山は錆びついているので初めて外すときはかなり苦労したのを覚えています。
今は多分慣れたのでしょう。
2回目ということもあり、特に苦戦することもなく取り外しに成功!

横に転がっている青いのがロールセンターアダプターですこいつを使用することによって車高を30mmほど落とせます。
いや、本来は別の意味合いがあるんですが、結果的に車高が下がるのでそのためにつけたような気がします(笑)
外したロアアームボールジョイントと新品を比べてみます。

一目瞭然!?(笑)
手前が外したもの、奥が新品です。
車体に取り付けていたためブーツが潰れているのは当然なのですが、驚くべきはボールジョイントを手で動かしてみても全然動かない!
新品のようにボールジョイント部分が傷んでいない時のようないい感触の動かなさではなく、滑らかさ0の固さです。
こいつについてはまた別にまとめます(笑)
とりあえず!
新品のロアボールジョイントを車体に取り付けます。

ロールセンターアダプターも元に戻しておきます。
この青色が超かっこいい!
まぁホイールつけたら全く見えなくなるんですけどね(笑)
反対側も交換をしてテストドライブにGo!!
結果は・・・。

異音!解消!!
ハンドルを切った時に幽霊船が波に揺れるようなギギーみたいな不快な音が鳴っていたのですが、交換後は嘘のように静かになりました!
おまけに動きが滑らかになったような気がします(笑)
頑丈が売りの100系の中では割かし有名な持病であるロアボールジョイント・・・。
新品パーツが手に入るうちに交換することを勧めます!
ではでは!
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